オーダースーツでよくある失敗とは?防止方法を事前に知っておこう!
スーツは自分の体型にぴったり合っているほどかっこよくスタイルが決まりますよね。オーダースーツなら既成のサイズと違い自分だけにフィットした完璧なスーツが手に入ります。ここではオーダースーツの作成に失敗しないために、よくある失敗の事例や事前に押さえておきたいポイントについて解説します。
オーダースーツの作成に失敗してしまうのはどんな人?
せっかくオーダースーツを仕立てるなら、妥協せずに完璧なスーツを手に入れたいものですが、中には失敗してしまう人もいます。失敗する原因のほとんどは、以下のように細かい部分に手を抜いてしまうことにあるようです。
明確なイメージがない
オーダースーツを作りたいという気持ちはあるものの、具体的な仕上がりや使用シーンを明確にしていない場合は仕上がりも中途半端になってしまいます。
仮縫いをしない
仮縫いとはオーダー後にニーズや体型に合わせて仮のスーツを作ることです。ここからさらにディテールを詰めて微調整することで細部までこだわることができるので、仮縫いは重要です。
見本の確認が不十分
生地見本やファブリックの現物、スーツの型紙や完成したスーツの見本などをじっくり吟味して完成した状態を想像しないと、思っていたのと雰囲気が違うということになりかねません。
細部まで丁寧に採寸できていない
せっかくのオーダーなので細部まで丁寧に採寸してくれるテーラーに依頼しましょう。ネットでオーダーする際も必ず最初に実店舗で採寸をすることが大切です。
オーダースーツでよくある失敗
テーラーでオーダーすれば必ず理想のスーツが出来上がるかといえばそうでないようです。ここではオーダースーツでよくある失敗の事例を確認しておきましょう。
採寸してもらったはずが、サイズ感がいまいち
きっちり採寸してもらったはずが着た感じがしっくりこないという場合、2つの原因が考えられます。テーラー側の採寸の精度の問題、短期間での体型の変化が考えられます。体型に合っていないと着心地が良くないだけではなく、シワがつきやすく生地が痛む原因となるので、妥協せずお直しを相談してみましょう。
仕上がったスーツが理想のイメージと違った
心待ちにしていたスーツができあがり、期待して見てみるとなんだか雰囲気が違うという場合、おそらくは実物のファブリックや型紙をじっくり確認できていなかったことが原因です。テーラーには生地のパンチ見本や生地の現物、型紙などが用意されているので現物でしっかり確認をしましょう。
想定より高額になってしまった
オーダースーツは既製品と違って細かくカスタマイズできることも特徴のひとつです。せっかくだからとついついカスタマイズしてしまいがちですが、その分追加料金が発生するので注意が必要です。
オーダースーツの作成に失敗してしまったら?
細部までこだわってオーダースーツを作ったはずなのに、いざ仕上がって着てみるとしっくりこないといった失敗もあるかもしれません。そんなときはどうしたらいいのでしょうか。
サイズ調整又は仕立て直し
仕立て上がりに納得がいかない場合は、完成後の試着の際にどこが納得できないのかを具体的に伝え、サイズ調整や仕立て直しを依頼することになります。オーダーの過程でテーラー側に何らかの落ち度があった場合は無償で対応してもらえるかもしれませんが、そうではない場合は追加で料金が発生する可能性があることも覚えておきましょう。
買い取ってもらう
サイズ調整や仕立て直しでは対応できず残念ながら着る機会がないと判断した場合は、リセールショップなどに売却することも検討しましょう。その場合は、着用をせずに未使用品の状態で売却することで高い値段がつきやすくなるでしょう。
オーダースーツの失敗を防ぐ対策
オーダースーツの失敗を防ぐにはどうすればいいのか、ここであらためて整理しておきましょう。
仮縫い段階で試着する
イメージとのギャップを少なくするためには、仮縫いの段階で必ず試着をしましょう。イメージしていたシルエットとちょっと違うと感じても、この段階であれば調整ができるので、要望を具体的に伝えて修正してもらいましょう。
生地の色合い質感を現物で確認
糸や織り方によって同じ紺やグレーでも雰囲気は全然違います。テーラーにはパンチブックという生地見本があるのでじっくり吟味しましょう。現物のファブリックがある場合も必ず確認するようにします。パンチブックは面積が小さいのでスーツに仕立て上がったときにどんな雰囲気になるのかは想像力が必要です。
その点ファブリックは面積が広い分、よりリアルにイメージができるでしょう。また、テーラー内の照明と自然光では生地の雰囲気、色の見え方が違うので、可能な限り自然光の下でも確認しましょう。
予算を決めておく
予算設定も大切です。高い生地や色々なオプションを見てしまうと、どうしてもそちらに引っ張られがちですが、冷静に最初に思い描いていた着用シーンや本来の自分の好みを思い返しましょう。それでも高くなってしまうということもあるので、最初にテーラーに予算を伝え、その範囲内で提案してもらうのもよいでしょう。
まとめ
オーダースーツの作成に失敗しないためには、最初に理想の仕上がりと着用シーンをしっかりイメージすることが大切です。そのうえでテーラーに相談しながら細部の確認をおこない、最後まで慎重に進めるようにします。そうすればあなただけの完璧な一着が手に入るでしょう。