オーダースーツのお手入れ方法!メンテナンスをしてキレイな状態を保とう!
自分の体型や好みに合うように作ったオーダースーツは、できるだけ長くキレイな状態を保って長く着用したいものですよね。そのためには、スーツのメンテナンスが必須だといえるでしょう。しかし、実はスーツのお手入れ方法については詳しく知らないという方も多いものです。そこで今回は、オーダースーツのお手入れ方法について、詳しく解説します。
お気に入りでも毎日は着ないようにする
自分の体型や好みに合うように作られたオーダースーツは、動きやすさやシルエットの美しさからお気に入りの一着になるものです。毎日でも着用したいところですが、オーダースーツを長くキレイに着こなすためには毎日の着用は避けたほうがよいでしょう。スーツはとてもデリケートな洋服です。毎日のように着用してしまうと型崩れしてしまい、オーダースーツを購入時のように着こなすことが難しくなってしまうことも考えられます。そこで、オーダースーツを1日着用した場合、翌日は着用しないことを鉄則にしましょう。可能であれば、2~3日は着用せず、スーツを休ませるとより長持ちさせられます。
また、スーツを着用しない日は、「風通しのよい場所で陰干しして、スーツが余計な水分を含まないようにする」「ポケットの中身をカラにして型崩れを防ぐ」「ジャケットをかけるハンガーは、肩にフィットする厚みのある木製のものを使用する」「パンツはバータイプやクリップタイプに吊るして、保管が可能なハンガーを使用する」ことを守りましょう。
オーダースーツを脱いだ後の手入れがスムーズになるよう、あらかじめ準備をしておくとよさそうです。まずはスーツをかけておくスペースを決定し、付近にポケットの中身を取り出して置けるトレーを設置しましょう。ハンガーも不足しないように、すぐかけられる位置に複数用意しておくのがベターです。
専用のハンガーにかける
ハンガーにこだわることで、オーダースーツを長くキレイな状態を保てます。ハンガー選びを誤ってしまうと、オーダースーツの型崩れにつながってしまうため注意してください。
そこで、まずは選んではいけないハンガーを紹介します。基本的に、サイズが合わないハンガーを使ってはいけません。ジャケットの肩幅を超える大きなハンガーや肩幅よりも小さなハンガーは、肩の部分に不自然なふくらみやハンガー跡をつけてしまいます。また、和装をかける平らなハンガーや針金ハンガーのように、ハンガー自体がゆがみやすいものも、ジャケットに不自然なゆがみができてしまい型崩れの原因につながるでしょう。
それでは、オーダースーツをかけるのにふさわしいハンガーとはどのようなものでしょうか。それは、サイズや厚み、カーブが適切なものです。サイズに関しては、ジャケットの肩幅を測り、両肩の肩先までの直線距離から約2cm引いたものを使用してください。ハンガーは2~3cm刻みで販売しているので、スーツに合うものが見つかりやすいでしょう。もし合うものがないという場合は、少し小さめのものであれば問題ありません。
厚みに関しては、ジャケットをかける場合はおよそ4cmが適した厚さです。カーブに関しては肩や前面に合うものが望ましいですが、フィットするものを探すのは難しいため、スーツ専用のハンガーを選ぶとよいでしょう。パンツをかけるハンガーについては、かける部分がベルベットなどやわらかい素材でできているバータイプ、シワが取れやすくなるクリップタイプを使用すると長くキレイに形を保てます。
定期的にブラッシングする
スーツをハンガーにかける際にブラッシングする習慣をつけておくと、より長くオーダースーツの状態をキレイに保てます。スーツには着用している間に皮脂やホコリが付着しており、放置しておくと生地が傷んでしまうおそれがあるのです。また、スーツのブラッシングには汚れを落とす目的のほかに、乱れたスーツの繊維を整えて光沢を出す目的もあります。繊維の流れが整っていると、オーダースーツの高級感を損なわずに済むでしょう。丁寧にブラッシングしたスーツは、長い期間着用できるとされています。
汚れを取り除き繊維の流れが整っていれば、カビや虫が発生することも防げるため、生地に負担の大きいクリーニングの回数も減らすことができるでしょう。スーツをブラッシングするブラシは、静電気が発生しにくい天然毛のもので、手に取ったときになじむものを選ぶようにしてください。自分の手に合ったものを選ぶことで、毎日のブラッシングもストレスなく行うことができますよ。
今回の記事では、気になるオーダースーツのお手入れ方法について詳しく解説しました。毎日でも着たいお気に入りのオーダースーツですが、適切なハンガーにかけて適切に休ませ、丁寧にブラッシングを行うことで長くキレイな状態を保たせることができます。皆さんもこの記事を参考に、オーダースーツのメンテナンスを行ってみてくださいね。